出会いといえば

初めて会った人とは、何気なく握手をすることができます。
「あっ」と言って、髪の毛に素早くさわった手を引っ込めてから、「髪、すごくきれいだね」と言われるのは、感じ悪くありません。 こういうさわり方には、好感度があります。
でも、「髪の毛、さわっていいですか?」と許可をとられるのは、気持ち悪いです。 人によっては、痴漢と同じ感覚を持ちます。
これは、反射神経が鋭いか、鈍いかの差です。 気がついたらキスしていた、気がついたらベッドの中にいたというのも、全部反射神経の連続で起こっていることです。
「キスしていいですか?」と聞かれると、聞かれた相手は困ります。 これは、相手に許可をとることで、自分のリスクを回避しようとしているのです。

「していいと言ったのは、あなたでしょう」と言うためです。 同じように、「君はどうしたいの?」と聞くのも、ずるい言い方です。
また、女性が転びそうになった時に、さっと助けられるのが反射神経です。 転ぶ時は突然です。
考えていたら、間に合いません。 「こういう時には、助けてあげるのがフェミニストだ」と考えていたら、女性はもう転んでいます。
さわるのがうまい人は、素早くさわってから「あっ、すみません。 さわっちゃった」と言う。
反射神経は、テクニックだけでは追いつきません。 いつ転ぶかもわからない。
転んだ時にバッと助けられるのは、反射神経が働いているからです。 言葉より先に体が動いています。
言葉が先の人は、「危ない!」と言います。 「危ない!」と言う時には、もうその女性は転んでいます。
その女性にしてみれば、「危ない!」と言う前に助けてほしいのです。 狩猟民族は、獲物を追っているので、反射神経が発達しています。
獲物を追っている時は、「危ない!」と言う前に、体を動かしたほうが速いからです。 一方、農耕民族の場合、田んぼは逃げないので、反射神経が鈍ります。
ただし、農耕民族には、共感という長所があります。 黙っていても気持ちの通じるところがあるので、転んだ後の優しさがあります。
たとえば、転んだ後、狩猟民族は「大丈夫?」と言います。 でも、農耕民族は、「大丈夫?」とは聞きません。

転んだ人に共感して「痛ぁ」「痛そう」と言います。 「反射神経」を、とぎすまそう。

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